木曜(親子の会話ネタ)
第31回(クリスマスイブ)

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「親が変われば世界が変わる」メルマガを発行しているCCC HUMANです。
木曜日は子供との会話が弾むように雑学や世の中の不思議や疑問など、
親子の会話ネタを書いていきます。
 
今日は皆さんご存じのように、クリスマスイブ、です。
 
クリスマスイブとはどんな意味かご存知でしょうか?
日本では「クリスマスの前夜」という使われ方をしていますが、
実際には違います。
 
クリスマス”イブ”の”イブ”は"evening(夕方、晩)"の略になります。
つまりクリスマスイブは「クリスマスの夜」という意味になります。
クリスマスの夜は25日の夜じゃないの?と思ったかもしれませんが、
そうではありません。
 
キリスト教はユダヤ教がルーツなのですが、
協会歴という日付の変更を使っていて、
それでは日没が日にちの切り替わりだったのです。

よって、クリスマスは
「24日の日没から始まり、25日の日没で終わる」ということなのです。
24日の夜がクリスマスの夜で25日の夜はもうクリスマスじゃないのです。
日本で23日を「イブイブ」などと言いますが、和製英語です。
 
ちなみにクリスマスもイエスキリストの誕生日のイメージがありますが、
こちらも違います。
正確には「イエスキリストの誕生を祝う日」です。
 
むかしのユダヤの法律では誕生日を記録するということがなかったようで、
イエスキリストの誕生日はわかっておらず、聖書にも書いていません。
さて、少しだけ各国の特徴を見てみましょう。
 
●アメリカ
最近のアメリカでは「Merry Christmas」よりも
「Happy Holidays」を使うそうです。
これは多民族・他宗教の国だからこその気遣いだとか。

よって、祝日というイメージが強いのでしょう。
アメリカでは25日の当日の方がメインで、
家族とゆっくり過ごす日のようですね。
 
●イギリス
こちらも家族で過ごす帰省の日という雰囲気が強く、
24日は早くに交通機関が終わり、25日はお店も完全休業のようです。
ただ、26日からは「ボクシング・デー」という大バーゲンセールが始まります。
教会が貧しい人に寄付されたクリスマスプレゼントの箱を開ける
「BOX」が語源だそうです。
 
●オーストラリア
南半球なので、冬ではなく夏です。
1年で最も日が長い時期です。
そのせいか、イルミネーションも控えめだそうで、
クリスマス休暇はアウトドアでバーベキューが定番のようですね。
 
●中国
宗教的な意味はそれほどなく、商業界が盛り上げるイベントという感があり、
そこは日本と似ていますね。
独特の習慣もあるようで、リンゴをクリスマスの贈り物にするらしいです。
クリスマスイブの中国語が「平安夜」で「平」という字の発音が、
リンゴ「苹果」の「苹」と同じであることが理由だそうです。
過ごし方も、恋する若者たちの日という感じのようですね。
 
いかがだったでしょうか。
どんな過ごし方でも、楽しく平和に過ごせるといいですね。
ではよいクリスマスを。
 
<参考>
クリスマス・イブの意味は「クリスマス前夜」ではない。
https://ej.alc.co.jp/entry/20191216-super-eikaiwa-05
じゃらんニュース 世界のクリスマスはどう違う?
https://www.jalan.net/news/article/520620/
日本のクリスマスはおかしい?海外・欧米の過ごし方
https://www.howtravel.com/news/christmas/
中国のクリスマスはどんな感じ?
https://www.spintheearth.net/travel_china_xmas/

 

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