木曜(親子の会話ネタ)
第32回(大晦日の由来)
※本ブログはメルマガの内容をそのまま記載しております。 ※ブログではメルマガの前半部分のみを記載する予定ですが、 現在は無料公開期間として全文を公開しています。 メルマガの登録はこちら ⇒ https://www.ccc-human.com/mail-magazine 「親が変われば世界が変わる」メルマガを発行しているCCC HUMANです。 木曜日は子供との会話が弾むように雑学や世の中の不思議や疑問など、 親子の会話ネタを書いていきます。 今日は2020年最後、大晦日、です。 さて、大晦日の語源について解説します。 まず旧暦の説明から。 旧暦では、ひと月が月の満ち欠けで決まっていました。 新月を1日とし、満月になり、また徐々に月が欠け、 月が隠れる時を「月隠り(つきごもり)」と言い、 月の最後の日のことを表します。 そして音が変化し”つごもり”というようになり、 「晦(つごもり)」から「晦日(みそか)」 という言い方になったそうです。 つまり晦日は一月の最後という意味で、 1年の最後、12月の晦日を「大晦日(おおみそか)」 というようになりました。 さて、ここで、一つ疑問が浮かびませんか? 旧暦では新月から新月までが一カ月だとすると、 一カ月は29日か30日になるのです。 そうすると1年は354日となるので11日足りず 3年たつと33日ずれるので、約一か月分ずれます。 そこで、3年ごとに「閏月(うるうづき)」を足して、 1年を13カ月にして調整したようです。 最後に除夜の鐘について。 大晦日は古い年を取り除き、新年を迎える日という意味もあり、 「除日(じょじつ)」ともいうそうです。 なので大晦日の夜を「除夜(じょや)」といい、 除夜の鐘となりました。 除夜の鐘は108つ鳴らすのですが、 これは人間の108の煩悩を除くことを意味しているのですが、 この108の数にもいくつか説があるそうです。 その中でもわかりやすいものを紹介します。 六根を基準に煩悩の種類を分けると108種類になるから、という説です。 「六根」とは、人の中にある”6”つの感覚(眼・耳・鼻・舌・身・意)のことで、 六根は人に迷いや欲を与えるものとされています。 それを、「好(快感)」