火曜(子どもとの接し方)
第30回(能力ではなく努力を褒める)
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火曜日は子どもとの接し方をテーマにしています。
火曜日は子どもとの接し方をテーマにしています。
今日は、能力ではなく努力を褒める、です。
今までもメルマガでは、結果ではなく、
その過程を褒めましょうと書いてきました。
それは能力と努力にも言えます。
それは能力と努力にも言えます。
能力を褒めるのではなく、努力を褒めましょう。
具体的には、
×「君は賢いね」「サッカー上手だね。」
〇「君は頑張り屋さんだね」「サッカー一生懸命頑張ってるんだね」
〇「君は頑張り屋さんだね」「サッカー一生懸命頑張ってるんだね」
このように、可能な限り頑張っているという褒め方をしてあげましょう。
これについては、スタンフォード大学の心理学教授の
キャロル・S・ドゥエックという人がある実験をしました。
ニューヨークの小学5年生500人に簡単にパズルをしてもらいました。
半分の子供達には「君は賢いに違いない」と能力をほめ、
半分には「金は一生懸命やったに違いない」と努力を誉めたそうです。
半分の子供達には「君は賢いに違いない」と能力をほめ、
半分には「金は一生懸命やったに違いない」と努力を誉めたそうです。
その後パズルを選んでもらうと、
能力を褒められたグループは半分以上が簡単なパズルを選び
努力を認められたグループは9割が難しいパズルを選びました。
努力を認められたグループは9割が難しいパズルを選びました。
ここで、まずチャレンジ精神に違いが表れています。
その後に、5年生には難しい7年生用のIQテストのパズルをしてもらいました。
その時、能力を褒められたグループは「自分に能力がないせいだ」と
失敗を恐れ手を付けなかったのですが、
努力を認められたグループは「十分に集中できなかったからかもしれない」と
努力を認められたグループは「十分に集中できなかったからかもしれない」と
失敗の原因をプロセスの問題ととらえ、
最後まで熱心に取り組んだそうです。
最後まで熱心に取り組んだそうです。
つまり、やればできるかもしれないという、
自分の中での可能性を感じられるようになっていますね。
そして最後に、最初の簡単なパズルに戻しても、
能力を褒められたグループは生産性が20%落ち、
努力を認められたグループは30%高まりました。
能力を褒められたグループは生産性が20%落ち、
努力を認められたグループは30%高まりました。
一次的なものではなく、その後の質にも影響が出てきてしまうようです。
このように、能力を褒めてしまうと、
自分の限界を「私はここまでなんだ」と決めてしまうからかもしれません。
一方で努力を褒めれば、「頑張れば乗り越えられるかもしれない」
自分の限界を「私はここまでなんだ」と決めてしまうからかもしれません。
一方で努力を褒めれば、「頑張れば乗り越えられるかもしれない」
という考えになると思います。
とは言ったものの、結構難しいと思います。
「○○がうまいね」なんてことはよく言ってしまいます。
「○○がうまいね」なんてことはよく言ってしまいます。
その場合、ハッと気づきその後にこう続けましょう。
「いつも頑張ってるからうまくなったんだろうね。頑張ってることがすごいよね」
「いつも頑張ってるからうまくなったんだろうね。頑張ってることがすごいよね」
こうやってフォローすることで、
「才能は生まれ持ったものではなくて、努力の結果である」
ということを伝えられると思います。
ということを伝えられると思います。
親も『努力』し伝えれば、その思いは伝わるはずです。
<参考文献>
タイトル:世界に通用する子どもの育て方
著:松村亜里
出版:WAVE出版
タイトル:世界に通用する子どもの育て方
著:松村亜里
出版:WAVE出版