月曜(親の勉強):第12回(1人当たりのGDP)

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「親が変われば世界が変わる」メルマガを発行しているCCC HUMANです。
本日は月曜日の『親の勉強』です。

前回は各コクのGDP成長率を見ました。
今日は一人当たりのGDPです。
一人あたりということは、単純にGDPをその国の人口で割ったということです。

いわゆる”生産性”と呼ばれるものです。
経済には人口ボーナスというものがあり、
働く人の数が多いほど経済成長が見込みやすいというものです。

つまり、GDPの中国の伸びを見ましたが、
人口の影響も多いということになります。

しかし、人口で割ると一人当たりのGDPがわかりますので、
つまるところ生産性がわかるということです。

本日は一人当たりのGDPのランキングを見せたいと思いますが、
中国は結構下なので出てきません。

逆に小さな国で何か経済的特徴がある場合は
生産性が高く上位に食い込むこともあります。

詳細は割愛しますが、下のグラフは皆さんがよく知っている国で
集めたと思ってください。

さて、下のグラフはGDPを縦軸に置いたものですが、
これを見るとどうでしょうか。
赤が日本になります。

一人当たりのGDPは全体的に右肩上がりに対して、
日本はなかなか伸び悩んでいるように見えます。

要は前々回でGDPも伸び悩んでいるが、
生産性も伸び悩んでおり、いろんな国に抜かされているのがわかります。
もっとわかりやすく、グラフの縦軸を順位に変えてみます。
どうでしょう。かつての90年代は上位だったのに2000年から急激に降下し、
2006年ごろからは20位以下。

あらゆる国に生産性で抜かれているのがわかります。

さて、今回気付いてほしい点としては、
どれほどこの認識を持っているかということです。

最近のテレビはなぜか日本素晴らしい的な内容が多いようにも見えますが、
このような状況であることがあまり伝えられていないように思います。

ここに問題定義をすれば、どのように生産性を上げるかという政策を
唱える人もいていいように思いますが、
やはり目先の消費税などが注目されます。

ある意味私たちは馬鹿にされているのではと思う時もあります。

このような状況である認識をもてば、
おのずと日本を客観視できるのではないでしょうか。

次回は日本の人口についてです。

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