金曜(コミュトレ)
第49週(親の失敗を伝えてあげる)
※ブログではメルマガの前半部分のみを記載していますが、
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「親が変われば世界が変わる」メルマガを発行しているCCC HUMANです。
金曜日にコミュトレというものをテーマにします。
今週は転換力(Transformation)です。
コミュトレでは「多面的に捉え、ポジティブに転換する」としています。
今週のコミュトレは、親の失敗を伝えてあげる、です。
子どもが何か失敗して落ち込んでいたりすることはないでしょうか?
今週火曜日のメルマガで「いっぱい失敗しようね」ということを書きましたが、
子どもは実際に失敗すると落ち込みます。
特に日本は学校で平均的な教育を受けるので、
個性を発揮すればするほど目立つ傾向があります。
人によってはそれで友達に「変」と言われた。
違うことをやっていたら先生に怒られた。
もしくは、シンプルにやってはいけないことをして怒られた。
いろいろとあるでしょう。
そんな時にいろいろ言っても
なかなかポジティブに変換できないこともあるでしょう。
そんな時は親の失敗を伝えてあげると良いでしょう。
そして、最後に「学んだこともあるんじゃない?」と問いかけてあげましょう。
例えば、
子:「先生におこられちゃった・・・・」
親:「あら、おこられちゃったかぁ。」
子:「うん。。。」
親:「何があったの?」
子:「授業で違うことやってたら、怒られちゃった」
親:「それで怒られちゃったのかぁ。」
子:「うん。。。」
親:「そうだなぁ。ママ(パパ)も怒られたことあったなぁ」
子:「そうなの?」
親:「いっぱいあるよ。授業中に変なことして怒られて立たされちゃったりしたなぁ」
子:「立たされたりしたの?」
親:「そうね。昔は結構あったよ。恥ずかしかったけど、いい経験だったな。」
子:「そうなんだ」
親:「今思うと、他の人の邪魔をしちゃってたってことはあるかなぁと思う。」
子:「うん。。。」
親:「○○(子の名前)も何か学んだことがあるんじゃない?」
子:「うん。。。他の子の邪魔をしちゃってたのかもしれない。」
親:「そうか。そう思えれば一つ成長したよね。」
親の失敗談をつたえ、何が悪かったか、
そこから得られるポジティブさは何か。
それが考えられれば上出来です。
最後の部分はできたらいいね、ぐらいの気持ちでよいでしょう。
この場合は、子どもが悪いのかもしれません。
しかし、それを叱るだけだと自信を失い、失敗を恐れるようになってしまいます。
躾というのは厳しくすることではありません。
共感し、理解し、子どもの居場所を作って、信頼関係を作ることです。
その上で、親として伝えたいことを伝えていくものです。
時には親の恥ずかしい失敗談を共有してあげてください。
そして、私の想いとしては大人もたくさん失敗することです。
それがいい経験になるのです。
子育ても同じです。
誰しもが親となって初めて子育てをし、失敗もあるでしょう。
それを恐れずにいろいろ考えチャレンジしてみてください。
なぜなら子どもは一人ひとり違い、
一つの方法でうまくいくとは限りません。
子どもをよく観察し、良いと思うことをチャレンジしてみてください。