木曜(親子の会話ネタ)
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木曜日は子供との会話が弾むような親子の会話ネタを書いていきます。
 
今日6月3日は、測量の日、だそうです。
 
なぜかと言うと、1949年6月3日に法律第188号の測量法が公布され、
それから40年の1989年に当時の建設省(現、国土交通省)が
6月3日を「測量の日」としました。
 
まず測量法とは、第188号では
「土地の測量又はこれらの測量の結果を利用する土地の測量」
とありますので、土地に関する測量になります。

目的としては、
「基準を定め、測量の重複を除き、測量の正確さを確保することが目的」
だそうです。
 
難しいことはさておき、要するに、
国の土地や道の長さに基準を作って正確に測りましょうということです。
確かにこれがないと勝手に測量して大きさを各自が主張すると困りますよね。
 
本日は地図の歴史とこれからを見ていきましょう。
 
地図の歴史は文字よりも古く、
どこに何があるかの情報がとても重要でした。

現存する最古の地図として
紀元前13世紀ごろにバビロニア(地域の名前)の
粘土板世界地図があります。

円が描かれており、
バビロニアと周辺地域を含む陸地が描かれておりました。
 
次は紀元前3世紀ごろですが、
古代ギリシアのエラトステネスの地図が残っています。

当時天文学が発展し、
この地域では地球を球体であると考えたそうで、
軽度、緯度となる南北と東西の線が描かれているそうです。
すごいですね。
 
実際に地球が丸いことを実証したのは
1500年代にマラゼン艦隊が西へ西へと進んで、
出発地に戻ってきて証明しました。

この時期が大航海時代であり、
海岸線に沿って航行するので、
正確な測量が必要な時代であり、
各国が航路の地図を早く見つけたいという時代だったそうです。
 
日本で有名なのは1800年から1816年の17年の年月をかけて
伊能忠敬がつくった「大日本沿海輿地(よち)全図」です。

日本全国を回って測量し、
今見ても精度の高い日本地図ができ、
ヨーロッパでも高い評価を受けたそうです。
 
そして、現代になり、
最近では地図と言えばGoogleマップではないでしょうか。

Googleマップは2005年に生まれ、
2007年にはストリートビューが公開されました。
2009年にはナビの機能が追加され、
日本のお家芸だったカーナビがスマホに取って代わられるようになりました。
 
そこからは2014年ごろからレストランなどの
営業時間や評価などの情報が追加されるようになり、
ますます使いやすくなった印象を受けます。
 
さて、これからの地図は
高精度3次元地図データと言われています。
より精密に立体的に表現した地図です。

何に使われるかと言うと車の自動運転です。
人間が使うのではなく、
カメラを搭載した車が地図と今の情報を照らし合わせて、
判断するようになるそうです。

今の子どもが大人になるころは自動運転が当たり前の時代がやってくるでしょう。
 

<参考>
国土交通省 国土地理院 測量の日のページ
https://www.gsi.go.jp/kanto/kanto40002.html
国土交通省 国土地理院 「測量の日」について
https://www.gsi.go.jp/kinki/survey_day-survey_day_index.html
株式会社中央ジオマチックス 地図の歴史
https://www.chuogeomatics.jp/archives/775
伊能忠敬とは
https://www.city.katori.lg.jp/smph/sightseeing/museum/tadataka.html
自動運転のカギとなるHDマップ、23年にも一般道に拡大へ…ダイナミックマップ基盤
https://response.jp/article/2021/04/08/344765.html

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